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2014.03.18
インドにてグローバル人材の紹介及び人事コンサルティングを行うTEAM PASONA INDIA COMPANY LIMITED(チームパソナインディア、本社:ニューデリー、代表取締役社長 谷嘉久、www.teampasona.in)は、インドに進出している日系企業の現地従業員の給与賞与・福利厚生に関する動向をまとめた「2013年度 在インド日系企業における現地従業員の給与・福利厚生及び昇給賞与に関する調査」の結果を別紙の通りこの度発表いたします。
昨年度(2012年度)の平均昇給実績は、マネージャーレベル未満が11.1%、マネージャーレベル以上が10.8%となり、前回調査(2011年度)の平均12.3%より1.2%―1.5%低下しました。これは、2011年度の消費者物価上昇率(産業労働者平均*8.4%)が2010年度(同10.5%)に対して2%程度低下したことや、GDP成長率等に代表される各種経済成長指標において、インドの経済成長速度が鈍化傾向にあることなどが要因として推測されます。
>マネージャーレベル未満
>マネージャーレベル以上
本年度(2013年度)の昇給率予測は、平均11.7%と昨年度の平均昇給率実績(10.8%-11.1%)より若干の上昇傾向にあります。これは、2012年度の消費者物価上昇率(産業労働者平均※10.4%)が2011年度(同8.4%)に対して2%上昇したことに比例していると考えられます。今後、さらなる物価上昇と、景気回復の兆しがみられた場合、いっそう賃上げの傾向が強まることも予想されます。
多くの企業が、「月間基本給」もしくは「月間総支給額(月間CTC)」をボーナスの基準として採用しています。「マネージャーレベル以上」か「マネージャーレベル未満」か、役職の違いによってそのどちらを基準とするかの使い分けを行っている企業も多く見られました。
「月間基本給」「月間CTC」のどちらを基準にする場合でも、半数以上の企業が「1ヶ月分」をボーナスとして支給していると回答しました。一方で、「毎月ボーナスを支給」「月間基本給の16ヶ月分を支給」など、かなり高額なボーナスを支払っている企業も一部ありました。 また、マネージャーレベル以上か未満かの違いでは、ボーナス支給率の差はほとんど見られませんでした。
> マネージャーレベル未満
> マネージャーレベル以上