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2019.05.21
パソナ・パナソニック ビジネスサービス株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 青山光洋、以下「PBS」)は、健康経営ソリューション『COMORE BIZ』(以下「コモレビズ」)の更なるサービス向上を目的に、トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長 豊田章男、以下「トヨタ自動車」)と共同で、植物と共生する空間が人間にもたらす効果について科学的な解明を目指す研究を行うこととなりました。 <背景> PBSは、職場環境(ワークプレース)をより人間に最適な自然環境(ライトプレース)に近づける“バイオフィリックデザイン”に基づいた健康経営ソリューション「コモレビズ」の提供を通じて、生産性が高くストレスの少ない快適なオフィス環境の実現を目指しています。 トヨタ自動車は、従来の自動車以外の新しい価値創造のため様々な基盤研究を行っています。その一つとして人の健康や心身機能の維持向上に寄与する空間設計の研究に取り組んでいます。 両社は、将来ますます重要性が高まると考えられる人が心身ともに健康に過ごせる“Well-being (ウェルビーイング)”の面を重視した空間作りにおいて、複雑で多様な要素をもつ植物を主体としたバイオフィリックデザインが重要な役割を果たすのではないかと考え、 植物と共生する空間が人間にもたらす効果について科学的な解明を目指す共同研究を開始することとなりました。 <主な研究テーマ> ◆バイオフィリックデザイン空間における定量的な設計指針の確立 ‐植物が人に与える主観的指標(柔らかさ、暖かみなど)、および、植物自体の物理的指標(形状、表面状態など)を定量評価し、これらの結果の相関関係を見える化する ‐「あたかも自然の森林の中にいるように感じられる」空間設計について定量評価する手法を開発する バイオフィリックデザイン空間の一例 ◆バイオフィリックデザイン空間が人に与える影響の評価 バイオフィリックデザイン空間が、ストレスや、疲労の感じ方などにおいて、人間にどのような効果をもたらすかを主観的指標や心拍データ、ストレス試験などで評価する。 <目指すべき姿> PBSは、国内有数の研究機関をもつトヨタ自動車と共同研究を行うことで、植物が人にもたらす効果を科学的に明らかにし、2020年代前半までに、従来の「コモレビズ」を進化させた「コモレビズ 2.0」として、より高度な科学的検証に基いたサービスの提供に繋げていく予定です。 <共同研究における実験空間> トヨタ自動車 未来創生センターが保有する太陽光型環境制御温室(バイオトロン)を活用し、バイオフィリックデザインに基づいた複数の実験空間を製作しました(下図)。 今回の試験空間に導入した植物群に期待される効果(一例) 疲労感軽減が期待される植物/集中力アップが期待される植物/活力アップが期待される植物 ※本共同研究における植物選定ならびに空間デザイン・空間設計は、PBSおよびトヨタ自動車が株式会社パーク・コーポレーションのparkERsと協力の上で行います。
株式会社パソナグループ 広報部 03-6734-0215