株式会社ベネフィット・ワン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:白石徳生、以下「ベネフィット・ワン」)と株式会社グレイスグループ(本社:東京都港区、代表取締役CEO:花田秀則、以下「グレイスグループ」)は業務提携し、本日2021年2月3日(水)より、ベネフィット・ワンの会員(10,892団体、868万人、2020年9月時点)を対象に、グレイスグループの運営する選択的卵子凍結サービス「Grace Bank」を優待価格にて提供いたします。
また、両社は2月18日(木)に共同開催するオンラインセミナー「宇賀なつみが医師と語る『意外と知らない卵子の話』」を皮切りに、多様化する女性のキャリアやライフプラン支援に関する広報・啓発活動についても連携いたします。
なお、福利厚生プラットフォームにおいて、選択的卵子凍結保存サービスを公式メニューとして採用することは国内初となります。
日本は世界で最も深刻な少子化問題を抱える国でありながら、世界最多の体外受精件数を誇る不妊治療大国です。国内の不妊治療技術は世界最高と言われながらも、その成績は決して芳しくなく、2021年の年間出生数はついに80万人を下回るとまで予測されています※。また、世界経済フォーラムによる「世界ジェンダー・ギャップ報告書2020」によれば、日本の総合スコアは対象153カ国中123位と女性の社会進出や女性活躍の領域において、先進国の中でも大きな遅れを指摘されています。先進国の中でも生産性の低い日本が、女性の平等活躍を経済面で実現できれば、GDPは5,500億ドル増加するという試算もあります。
ベネフィット・ワン及びグレイスグループの両社は、これら「深刻な少子化」「高い技術がありながら、成績の低い不妊治療」「進まない女性の社会進出」の3つの社会課題の改善・解決には、「企業等を巻き込んだ社会全体での取り組み」、「最新のソリューションの積極的な活用」の2つが不可欠であると考えています。グレイスグループの提供する選択的卵子凍結サービス「Grace Bank」は、女性がご自身のキャリアやライフプランと向き合う上で有効な選択肢の1つですが、ご利用いただく単位は個人であったとしても、職場の理解や啓発が無ければ機能しにくい側面があります。
今後両社は本業務提携を通じ、多様化する女性のキャリアやライフプランを積極的に支援することで、社会全体の利益の創出に取り組み、「女性の医学的機能を理解し、社会全体で向き合う時代」の実現と、それによる日本の国際競争力強化及び社会環境の改善に貢献してまいります。
(※出典:日本総研「コロナ禍で加速する少子化」)
提携内容
1)ベネフィット・ワン会員へのGrace Bank優待価格でのご提供
ベネフィット・ワンが提供する会員制福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」の会員は、以下の要件にてGrace Bankのサービスをご利用いただけます。
開始:2021年2月3日(水)
対象:ベネフィット・ワンの会員(10,892団体、868万人 ※2020年9月時点、個人会員も含む)
内容:選択的卵子凍結保存サービス「Grace Bank」の卵子凍結に関わる保管初期費用、通常110,000円を会員優待価格で提供
2)女性のキャリアやライフプランに関する広報・啓発活動の連携
ベネフィット・ワンが提供するベネフィット・ステーションの会員向けに、両社は協力して「女性の医学的機能を理解し、社会全体で向き合う」ための広報・啓発活動を実施してまいります。
現時点では以下のオンラインセミナーの実施が決定しています。
①宇賀なつみが医師と語る「意外と知らない卵子の話」
日時:2021年2月18日(木)19時~
内容:不妊治療の最前線を走る医師「はなおかIVFクリニック品川」の花岡正智院長をお招きし、生理や妊娠にまつわる話から、不妊治療や卵子凍結まで、卵子についてなど、幅広く解説します。ナビゲーターは、キャリア女性を代表して、フリーアナウンサーの宇賀なつみ氏が務めます。
②宇賀なつみが医師に聞く「どうなの?卵子凍結」~話題の卵子凍結に関する疑問を徹底解明
日時:2021年3月18日(木)19時~
内容:不妊治療の最前線を走る医師「はなおかIVFクリニック品川」の花岡正智院長をお招きし、卵子の凍結保存について、そのメリット・デメリットや、費用、信頼できるクリニック選びなどについてお話いただきます。ナビゲーターは、キャリア女性を代表して、フリーアナウンサーの宇賀なつみ氏が務めます。
上記の各セミナーは、下記のURLよりの詳細の確認やお申込みを行えます。
(※先着500名、参加費無料)
https://bs.benefit-one.co.jp/bs/pages/bs/srch/menuPrticSrchRslt.faces?menuNo=721601
株式会社ベネフィット・ワンについて
ベネフィット・ワンは、宿泊施設や飲食店、レジャー施設、介護・育児サービス等、約140万件のサービスを優待価格で利用することができる会員制福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」を提供しています。また近年は、多様化する女性のキャリアやライフプランを支援するサービスの提供を強化しています。 |
商号
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株式会社ベネフィット・ワン
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設立 |
1996年3月15日
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代表者 |
代表取締役社長 白石 徳生
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本社 |
東京都千代田区大手町2-6-2
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事業内容 |
福利厚生事業/インセンティブ事業/CRM(Customer Relationship Management事業)/ヘルスケア事業/パーソナル事業/購買・精算代行事業
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ウェブサイト |
http://corp.benefit-one.co.jp/ |
株式会社グレイスグループについて
グレイスグループは、「女性が願うあらゆるライフプランが社会的制約なく叶えられる社会の創出」をミッションに掲げ、女性の医学的機能(月経・妊娠・出産など)にまつわる様々な負担やリスクを軽減するための最先端の総合医療サービスの提供を目指しています。選択的卵子凍結保存サービス「Grace Bank」は、キャリアと出産の両立や、将来の不妊に不安を抱える人々を支援する、グレイスグループの最初の事業です。
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商号 |
株式会社グレイスグループ(英語名:Grace Group Inc.)
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設立 |
2020年8月31日
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代表者 |
代表取締役 勝見 祐幸/花田 秀則
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本社 |
東京都港区六本木5-12-21-601
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事業内容 |
選択的卵子凍結保管サービス事業
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ウェブサイト |
http://gracegroupjapan.com
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【“選択的卵子凍結”とは】
「医学的に妊孕性喪失が差し迫っている状況ではない方」が「ご自身の将来のライフプランのために」実施する卵子凍結を、私たちは「選択的卵子凍結」と呼んでいます。
これは、米国をはじめ海外で一般的に”Social Egg Freezing”と呼ばれるものとほぼ同義ですが、妊娠・出産はすべての女性に等しく求められるべきものではないこと、社会が女性に妊娠・出産を強いる風潮を醸成してはならないことを前提に、Socialの直訳語である「社会的」という、やや圧力的とも受け取れる用語ではなく、「選択的」という女性ご自身の意志を尊重した言葉でご案内をしています。
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株式会社パソナグループ 広報部
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