震災以降、パソナグループは雇用創造を復興支援の柱と考え、被災地をはじめ全国で就労支援や農業人材育成に注力してきました。また、東北地方に活力を取り戻すため、復興イベントの企画やボランティアなどの活動も行っています。今後もグループ全体で復興支援を続けてまいります。
<就労支援>
被災地域での雇用ミスマッチを解決するため、何ができるか考え、地元企業とひざ詰めで議論を重ねて、将来のビジョンが描ける雇用創出を実現。
「パソナ震災ワークレスキュー」
震災発生直後に、被災者への就労サポートを行う「震災ワークレスキュー」を立ち上げ、被災された方々への就労サポートを実施。
「農業者・漁業者雇用支援講習」
被災地域の農剛と漁業の復興を担う人材育成のため、3県約30地域で、地域ごとの実情に合わせた経営・マーケティング講習を実施。
「福島県インターン400名を募集」
震災と原発事故により甚大な影響を受けた福島県で、インターン生400名を募集し、若者と地元の中小企業の橋渡しを行う。
「福島県病院見学バスツアー」
被災地の復興に貢献したいと願う首都圏の看護師と福島県内の医療機関を結び、深刻な人手不足が続く福島県内の病院の仕事を紹介する「病院見学バスツアー」を実施。
陸前高田市「就労創出支援事業」
陸前高田市の復興を担う意欲と志を持つ人材を全国から募集。産業復興に取り組む市内企業とパソナが協力し、職場実習を通して未来を担う人材を育成し、地元企業への就職を実現。
「福島県内で3つの就職センターを運営」
震災直後から、継続的に被災者の方々の就職や生活に関する相談業務や仮設住宅への巡回相談など、一人ひとりの実情に応じたきめ細やかなサポート。
<ボランティア>
被災地でのボランティア活動と地元の観光産業を応援する「復興支援バスツアー」運行
東北地区の社員を中心に「復興支援隊」を結成し、被災地を巡回
震災で被災した子ども達や、避難して暮らす子ども達の心を癒し、音楽活動を通じて元気を取り戻して欲しいと願い、郡山市に「東北子どもオーケストラ」を設立
<チャリティ>
ベルリン・フィルハーモニック・ストラディヴァリ・ソロイスツ「鎮魂コンサート」
パソナソウルメイツハーモニーチャリティコンサート「PRAYER」
パソナ・ミュージックメイト「Play for Japan」
コンサートでの募金ならびに収益金の一部を、被災地の復興支援のために「サンキューファンド」を通じて寄付しています。また被災地の子ども達を無料招待するバスツアーなども実施。
東北復興を応援
東北六魂祭 (2011年~2016年)
東北が活気づくきっかけになることを願って、東北六県の祭りを一同に集めて開催する「東北六魂祭」。2011年の仙台を皮切りに、東北各県で開催されました。
ベネフィット・ワンは民間企業として唯一、第1回からの協力企業として企画・運営に参画。会場で参加型フェスタ「ベネフィット・ワン広場」を開催し、ボランティアスタッフとしてパソナグループ社員が参加しました。
「六魂Fes!」
2014年からは東北六魂祭の音楽イベントとして、『六魂Fes!』を開催。著名アーティストたちが奏でる音楽を通じて、東北復興に向けての希望と活力を届けました。
TOMODACHI女子高生 キャリアメンタリングプログラムin福島(2015年~)
福島県内の女子高生を対象に、ロールモデルとなるような先輩女性との出会いや、仲間との議論や発表を通じて視野を広げ、自分を表現することや挑戦することの大切さを学ぶことを目的としたプログラムに参加。女性が活躍する企業としてパソナグループからも登壇をし、人生やキャリアについて高校生とのセッションを行います。
東北農家を応援する CHEER UP CLUB
風評被害を受けた東北農家の方の支援として、有志社員が毎月、福島の二本松農園より旬の野菜・果物、新米などを購入。会員数は200名を超え、毎月約10万円分を「食べる支援」として続けています。
東北の「今」「これから」を考える
Sustainable東北 ~復興支援のその先に見る課題解決のデザイン~
東日本大震災から月日が経った今、東北は「復興」から「創生」へと向かっています。地域の新たな自立を目指す段階の今、東京にいる私たちができることは何なのかを考え行動するトークセッションを開催。パソナグループの東北未来戦略ファンドで起業した(株)パソナ東北創生、(株)イーハトーブ東北に加え、被災地の「生き甲斐支援」として活動をしている、一般社団法人あゆみの代表理事をお招きしました。持続可能な街づくり、そして地域課題の解決に必要なこととは何かを考え行動して参ります。