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創業精神・企業文化の継承

創業以来、「社会の問題点を解決する」を企業理念に掲げるパソナグループは、事業活動を通じて社会課題の解決に取り組んできた創業の精神をこれからも継承し、新たな事業を創造するとともに、社会に貢献し続ける企業であり続けるため、全ての従業員に対して企業文化を学ぶ機会を設けております。

a.フィロソフィーの浸透

経営方針を明確化し、グループ全体のベクトルを一つにするため、半期に一度、社員総会を実施しております。グループトップから事業の戦略を発表し、社員に経営方針を共有しております。また、従業員一人ひとりの行動指針として「Pasona Way」を2018年に制定いたしました。創業日である2月16日には、パソナグループの事業の歴史を振り返るとともに、フィロソフィーをテーマにした従業員同士のディスカッションや行動目標を設定するなど、全従業員がフィロソフィーを共有しております。

b.社会課題解決に向けた企業文化の醸成

ソーシャルアクティビストを育成する「パソナ・シャドーキャビネット」

パソナグループの役職員が、入社年次に関わらず「社会の問題点」を議論し、具体的な方策を社会に提言することを目指す社内組織として2007年に発足いたしました。時代によって変化する様々な社会課題について、テーマごとに議論を深めて法案(新規事業提案、社会提言等)として、参加する従業員が採決をいたします。8省庁12件のテーマを議論し、制度化や事業化を進め、2022年5月期は3件の新規事業(ハイブリッドキャリア協会、ワークライフファシリテーター協会、パソナリカレント)が誕生しております。また、外部企業との連携や、働く人々をサポートする新たな取り組みを通じて、個人自立社会の実現を目指してまいります。

全国のグループ社員が参加する社会貢献活動

パソナグループの企業姿勢を明確にするため、2005年に「社会貢献室」を設置いたしました。グループの社会貢献活動のリーダーシップを担う存在として、国内外のグループ各社から40名の「社会貢献委員」を任命し、全国で活動を行っております。現在は、持続可能な地域社会づくりに貢献するため、6つの重点テーマ「食品ロス」「環境保全」「地域貢献(復興)」「スポーツ・健康」「ダイバーシティ」「パートナーシップ」を定めております。2022年5月期は、約14,000名の従業員が各地の活動に参加いたしました。

c.ガバナンス

サステナビリティマネジメントの強化

パソナグループでは、サステナビリティマネジメント体制の強化に向け、2021年に「環境マネジメント推進会議」を発足いたしました。環境マネジメント推進会議では、気候変動課題における現状確認及び対応の方針とアクションプランを策定しております。また、リスクマネジメント委員会において、気候変動のリスクマネジメントに関する事項についての審議を行っており、内部監査部門は各部門や関係会社に対する環境監査を実施しております。取締役会は、気候変動に関する重要な事項について、環境マネジメント推進会議から報告を受け適切な助言を行うことで、モニタリングを実施しております。また、2021年にはSDGs委員会を経営会議の直下組織として設置しております。2022年5月期は2回開催し、パソナグループのサステナビリティ情報の情報開示強化に向けた取り組みを検討いたしました。

リスクマネジメント教育の実施

パソナグループでは、全役職員を対象にインサイダー取引の禁止を含むコンプライアンス事項の理解度を確認する「コンプライアンス研修」及び個人情報の安全管理のための「個人情報保護研修」を毎年実施しているほか、「情報セキュリティ研修」を年6回実施しております。研修を通じて、リスクマネジメントやコンプライアンスの意識醸成と理解促進を図っております。